ホームページを作り直したいが、制作会社に頼むほどの予算は取りにくい。社員が自分で作れないか。社員が数人から30人ほどの建設会社・工務店でよく出る話です。いまは無料で使えるソフトや、画面の操作だけでページを作れる道具が増えて、作ること自体は前より身近になりました。
ただ、作るかどうかを決めるときに見落としやすいのが、公開したあとの手間です。この記事では、自分で作る形と代行に頼む形を、作る手間と続ける手間の2つに分けて見比べ、自社に合うほうを決める目安をまとめます。
決めるのは「作る手間」より「続ける手間」
ホームページは、公開した日がいちばん新しく、そのあとは手を入れない限り古くなっていきます。施工事例が増えない、会社概要の許可の欄が前のまま、最後のお知らせが何年も前。見に来た人は、こうしたところから会社のいまの様子を読み取ります。
そのため、自分で作るか代行に頼むかは、次の2つに分けて考えると決めやすくなります。
- 作る手間:公開までの1回きりの手間
- 続ける手間:公開したあと、毎月・毎年・数年ごとに来る手間
作る手間は、時間をかければ社内でも越えられます。決め手になるのは、続ける手間を社内の誰が、いつまで持てるかです。
自分で作るときにかかる手間

自分で作る場合、公開までにする主なことは次のとおりです。
- ホームページの住所(ドメイン)と置き場(サーバー)を借りる
- ソフトを入れて、見た目のひな形(テーマ)を選ぶ
- トップ・施工事例・会社案内・ご依頼の流れ・お問い合わせのページを作る
- 施工事例の写真を選び、1件ずつ説明の文を書く
- お問い合わせのフォームが届くか、スマホで崩れないかを確かめる
ホームページのソフトとしてよく使われる WordPress は、ソフトそのものは無料で使えます。かかるのはお金より時間です。想定の例として、5ページと施工事例10件を社員1人で作ると、操作に慣れるまでの時間も入れて、数日から数週間分の作業になることがあります。
建設会社ならではの手間もあります。会社案内には、建設業の許可番号・許可を受けた業種・許可の有効期限を載せるのが一般的です。許可の情報は国土交通省の検索の仕組みで誰でも見られるので、ホームページの表記と食い違うと、見に来た人が気づくことがあります。作る段階で、許可通知書の写しを手元に置いて一字ずつ写すのが安全です。
写真も、作る段階でつまずきやすいところです。施工事例は1件に数枚の写真が要り、外観だけでなく、暮らす場所や細かな納まりの写真もあると伝わりやすくなります。過去の現場の写真が社員のスマホや現場のカメラに散らばっていて、どれを載せてよいか分からない、ということも起きます。施主の家を載せるときは、載せてよいかの了承も要ります。写真を集めて選ぶ時間は、ページを作る時間とは別に見ておくと、公開の日が読みやすくなります。
公開したあとに続く手間
続ける手間は、来る間隔ごとに分けると見通しが立ちます。
| 間隔 | すること | 止まると起きること |
|---|---|---|
| 毎月 | 施工事例を足す(写真を選ぶ・題名と説明を書く・公開する) | 新しい事例が無く、いま動いている会社か分かりにくい |
| 毎月〜数か月 | ソフトとひな形の更新 | 古いままのソフトは、外からの攻撃の入口になりやすい |
| 毎年 | ドメインとサーバーの契約の更新 | 期限切れでホームページもメールも止まる |
| 5年ごと・業種を足したとき | 建設業の許可の更新・業種の追加に合わせて会社概要を直す | 許可番号や有効期限が古いまま載り続ける |
ソフトの更新は、WordPress の公式の案内でも、常に最新版にするよう書かれています。小さな安全の直しは自動で入る作りですが、大きな版の更新や、ひな形・追加の機能の更新は、管理画面で誰かが押す必要があります。更新のあとに表示が崩れていないかを見るところまでが1回分の手間です。施工事例の更新は、慣れれば短い時間で足せる作業ですが、毎月続けるには担当と時間を決めておく必要があります。
建設業の許可は有効期間が5年で、続けるには更新の手続きが要ります(建設業法 第3条)。更新や業種の追加のたびに、ホームページの会社概要を直す人がいるかどうか。ここは、ほかの業種の会社にはない、建設会社ならではの続ける手間です。
どう見えるかは、実物のデモで確かめられます
公開中のデモ30件。工務店・リフォーム・平屋・多世代など、自社に近い業種の仕上がりを見られます。
自社に合うほうを決める目安

次の3つに答えると、どちらが合うかの見当がつきます。
- 月に1〜2時間、ホームページに使える社員がいて、その時間を毎月取れるか
- 現場の写真を撮って、選んで、ひとこと添える人が決まっているか
- 許可の更新や業種の追加のとき、会社概要を直すことまで手順に入れられるか
3つとも「はい」なら、自分で作って続ける形でも回ります。作るところだけ手を借りて、更新は社内で、という分け方もできます。施工事例を社長が月15分で足す手順は「施工事例の更新は月15分|工務店の社長が自分でする3つの手順」にまとめています。
1つでも「いいえ」があるなら、続ける手間のうち、その部分を外に任せることを考える目安になります。全部を任せる必要はなく、写真を送るだけで載せてもらう、ソフトの更新だけ任せる、といった頼み方もあります。任せる範囲の決め方は「施工事例の更新代行|工務店の社長が用意するもの・任せること」を参考にしてください。
代行に頼むときに先に決めておく3つ
代行に頼む場合も、社内で決めておくことがあります。
- 写真と文を誰が用意するか:現場の写真と、施主に載せてよいかの確認は、会社の側にしかできません。誰が集めて渡すかを先に決めておくと、公開までが早く進みます。
- 公開後の更新をどこまで任せるか:作って終わりか、施工事例やソフトの更新まで続けて任せるかで、費用の形が変わります。月額で頼む形の見分け方は「ホームページ制作の月額(サブスク)|工務店が頼む前に知りたい3つ」にまとめています。
- やめるときに何が手元に残るか:ドメインの名義が自社か、作ったページや写真を引き取れるかは、頼む前に確かめておくと安心です。確かめ方は「ドメインの名義は誰か|ホームページの制作会社に確かめる3つ」で説明しています。
費用がどこで決まるかは「工務店・建設業のホームページ制作、費用と相場は何で決まるか」を見てください。いまのホームページの状態は、診断のページでも確かめられます。
まとめ
- 自分で作るか代行に頼むかは、作る手間より、公開したあとに続ける手間で決まる
- 続ける手間は、毎月の施工事例、ソフトの更新、毎年の契約、5年ごとの許可の更新に合わせた会社概要の直しの4つ
- 月1〜2時間の担当・写真の担当・許可の変わり目の手順がそろえば、自分で続ける形でも回る
- そろわない部分だけを任せる頼み方もある
どちらの形でも、許可の情報を正しく載せ、施工事例を足し続けることが、建設会社のホームページの土台になります。
出どころ(2026年10月17日に確かめた)
- WordPress(日本語)公式サイト
- WordPress をダウンロード(WordPress 日本語の公式・無料の案内)
- 建設業法(e-Gov 法令検索)
- 国土交通省「建設業者・宅建業者等企業情報検索システム」建設業者の検索
- WordPress の更新(WordPress 日本語の公式の案内)
当社のサービスで、新しくホームページを持ちたい方へ
ホームページの制作費は0円。かかるのは1万円だけです
当社のサービスで新しくホームページを作る場合、制作費は0円、お客様のご負担は1万円(税込・1回だけ)です。
- 1万円に、初期設定と12か月のサーバー、.com ドメインの取得と初年度の費用を含みます。ドメインはお客様の名義です。
- 13か月目からは、続けるかどうかを12か月目に伺います。続けない場合に費用はかかりません。
- お願いは1つです。できあがったホームページを当社の制作例としてご紹介し、使ってみたご感想をお聞かせください(10社まで)。
いまのホームページの作り直しは個別の対応になり、1万円の対象ではありません。
あわせて読む
施主から問い合わせが来ない所を見つける、ホームページの点検表20項目
御社のホームページに ○× を付けると、施主から問い合わせが来ない所と、直す順が分かります。
例:問い合わせの入口(ボタンや案内)が、下へ動かさずに見えるか。
点検表はすぐ届きます。そのあと、施工写真の撮り方の手引き・特別レポート・そのまま使えるワードとエクセルの資料も、順にお届けします(すべて無料)。







