「ホームページを作りたいが、いくらかかるのか分からない」。相見積もりを取ると、金額が何倍も開いた見積書が並びます。同じ言葉で見積もっているのに、なぜこれだけ開くのか。この記事は、その開きの正体を先に書きます。金額の高い安いではなく、何が含まれていて、何が含まれていないかで読み分けられるようになることが目的です。
費用が会社ごとに違って見える理由
見積書の金額は、同じ「ホームページ制作」という言葉でも、中に入っているものが会社ごとに違います。ある会社は公開後の更新まで入れて出し、別の会社は作るところまでで出す。並べて比べているつもりで、別のものを比べていることが、開きのいちばんの原因です。
費用を決める3つ(ページ数/写真の用意/公開後の更新を誰がやるか)
| 決めるもの | 何にかかるお金か | 開きが出る理由 |
|---|---|---|
| ページ数 | 構成・デザイン・ページを組む手間 | 何ページ要るかと、一から描くか型を使うか |
| 写真の用意 | 撮影・文章を書く手間 | 自社で用意するか、任せるか |
| 公開後の更新を誰がやるか | 更新・保守・サーバー・障害対応 | 見積書に入っていないことが多い |
1つ目は分かりやすい所です。5ページの会社案内と、20ページの施工事例つきでは、組む手間がそのまま金額になります。何ページ必要かは、載せたいものを先に決めれば自分で見当が付きます(→ 5ページに何を載せるか)。
2つ目が、見積もりを取ったあとで一番ふくらみます。「写真はこちらで用意します」と言われた場合、撮影費が別に立つことがあります。逆に、自社で撮れるなら大きく下げられます(→ 写真はスマホで足りるか)。
そして3つ目。作る費用だけを比べると、公開後に毎月かかるお金が見えません。更新を誰がやるのかが決まっていないホームページは、1年後にはほぼ止まります(→ 作りっぱなしのホームページで起きること)。

あとから増えやすい項目
見積もりの段階では入っておらず、公開の前後で足されやすいのは次の3つです。
- 撮影=「写真はこちらで」と頼んだとき
- サーバーとドメイン=毎年かかる。制作費と別に立つことが多い
- 公開後の小さな直し=電話番号・営業時間・お知らせ。1回ごとに費用が立つ形か、毎月の中に入っている形か
見積書を受け取ったら、この3つが書いてあるかを先に探してください。書いていなければ、あとから足される前提で読むほうが安全です。
どう見えるかは、実物のデモで確かめられます
公開中のデモ30件。工務店・リフォーム・平屋・多世代など、自社に近い業種の仕上がりを見られます。
相場をどう見るか(安い見積りで何が省かれているか)
見積書を3社ぶん並べたら、まず「公開後の更新を誰がやるか」の行があるかどうかを探してください。無い会社の金額が安く見えるのは、当たり前です。安い見積りは、たいてい「作るところまで」で止まっています。相場を1つの数字で覚えるより、何が入っているかで並べ直すほうが、自社にとっての高い安いが分かります。
作って終わりの制作と、月額でまかなう形の違い
一度に払う形は、最初にまとまった金額を払い、公開後は自分で更新します。更新できる人が社内にいるなら、これがいちばん安く済みます。逆に、更新が止まるとその時点の姿のまま残ります。3年前の施工事例で止まっているサイトは、見た人に「いまも動いているのか」を疑わせます。
月額でまかなう形(サブスク)は、最初を軽くして、公開後の手入れを毎月の金額に含めます。施工事例が増える会社ほど、こちらのほうが合います。工務店のホームページで人を動かすのは、会社案内ではなく施工事例だからです(→ 工務店ホームページに施工事例が要る理由)。増える前提のものを、増やす手が無いまま作るのは、いちばんもったいない形です。
| 一度に払う形 | 月額でまかなう形 | |
|---|---|---|
| 最初の負担 | 重い | 軽い |
| 公開後の更新 | 自分でやる(止まりやすい) | 頼める |
| 向いている会社 | 更新の担当者がいる | 現場が忙しく、手が回らない |
| 止まったときの損 | 直すのにまた費用がかかる | 止まり にくい |

月額の形を選ぶときに先に確かめる4つ
月額の形は、続ける前提の約束です。始める前に、次の4つを必ず聞いてください。当センターに聞いていただいても構いません。
- 誰が更新するか。写真と一言を送れば記事にしてくれるのか、自分で管理画面に入れるのか。
- 止めたいときどうなるか。いつまでに言えば、いつから止まるのか。
- データは誰のものか。サイトの中身と写真を持ち出せるか。持ち出せないなら、やめた瞬間にゼロになります。
- 連絡の取りやすさ。頼んでから何日で直るのか。窓口はメールか電話か。
この4つに口ごもる相手とは、長く続きません。自社に不利なことを先に言う会社のほうが、あとで揉めません。
当センターの考え方
当センターが月額の形を選んだ理由は、上の裏返しです。施工事例が増えない工務店のホームページは、作っても効きません。だから「増やし続ける手」を最初から料金に入れてあります。写真を送っていただければ、こちらで記事にします(→ 施工事例、写真はどの順で並べると伝わるか)。
当センターの料金は、制作が一度きりでライト 29,800円/スタンダード 59,800円/プレミアム 98,000円、公開後の月額が見守り安心 2,000円/おまかせ安心 9,800円/伴走 19,800円です(すべて税込・SWELL込み・サーバーとドメインは月額に含む)。中身の違いは、トップページの料金プランの節にまとめています。
見積もりを取る前に、相手に聞くとよい5つ
そのまま他社へ持っていって使ってください。5つとも、答えが早い会社ほど、あとで追加費用が出にくくなります。
| 聞くこと | なぜ効くか |
|---|---|
| 公開後の更新は誰がやりますか | 3つ目の「公開後の更新」が見える |
| 写真は誰が用意しますか | 追加費用のいちばんの元 |
| サーバーとドメインの費用は含まれますか | 毎年かかる。含まれない見積もりが多い |
| 直したいとき、どこまで自分でできますか | 管理画面の使いやすさは、金額に表れない |
| やめるときはどうなりますか | データが手元に残るか |
こちらから聞かれることも、先に知っておくと話が早くなります(→ 工務店が最初の相談で聞く5つのこと)。
建設業の会社のホームページで、工務店と作りを変えるところはこちらにまとめています。→ 建設業のホームページ制作・作成、工務店と同じ作りでよいか
月額(サブスク)で頼む前に知っておきたいことは、こちらにまとめています。→ ホームページ制作を月額(サブスク)で頼む前に、工務店が知っておきたいこと
この記事に出てくる会社名・画面は、当センターが制作したデモサイトのもので、実在の会社ではありません。ページの作りを見ていただくための見本です。







