工務店のホームページで最初に決めること|誰から、どんな仕事を取りたいか

作業服の男性2人が、ノートパソコンの画面を見ながら話している。若い男性は白いヘルメットを抱えている

ホームページを作ろうと決めて、最初に制作会社へ連絡する。そこで「どんなサイトにしますか」と聞かれて、言葉に詰まってしまうことがあります。デザインや色の話から始めると、できあがったサイトは「きれいだけれど、誰に向けたのか分からない」ものになりがちです。この記事では、制作会社に会う前に社内で決めておきたい3つのことと、その決め方をまとめます。読む時間は5分ほどです。

目次

決めること1|どの地域の人から仕事を取りたいか

青空の下に、戸建ての家がすき間なく並ぶ住宅地を高い所から見た眺め
青空の下に戸建ての家が並ぶ住宅地(イメージ)

最初に決めるのは地図の範囲です。車で何分までなら現場に通えるか、アフターの点検に無理なく行けるのはどこまでか。ここが決まると、ホームページに書く地名が決まります。

「〇〇市 工務店」のように、住みたい地域の名前で探す人もいます。ホームページのどこにも地名が無ければ、その探し方では見つかりません。施工事例の一つひとつに、建てた市や町の名前を書いておくだけでも、地域で探す人に届きやすくなります。

よくある迷いは「範囲を狭めると、仕事が減るのでは」というものです。けれど、ホームページで範囲を書くのは、遠くの仕事を断るためではありません。近くの人に「この会社は自分の町の会社だ」と分かってもらうためです。範囲の外から相談が来たら、これまでどおり話を聞けば済みます。

明日できること:会社から通える範囲の市や町の名前を、紙に書き出してみてください。5つ前後に絞れれば十分です。

決めること2|どんな家を建てたい人に来てほしいか

茶色と白の外壁の新しい二階建ての一戸建て。前に植え込みと歩道がある
新しい二階建ての一戸建てと植え込み(イメージ)

次に決めるのは、来てほしいお客様の姿です。平屋を建てたい60代の夫婦なのか、子育て中で予算を抑えたい30代の家族なのか、古い家を直して住み続けたい人なのか。全部の人に向けたホームページは、結局どの人にも響きません。

決めるときは、ここ数年で「この仕事は自社に合っていた」と感じた現場を3つ思い出すのが近道です。その3つに共通するお客様の姿が、ホームページで呼びたい人です。トップの最初の画面に載せる写真も、その人が「自分の家のことだ」と思える1枚を選びます。

ここでも「新築もリフォームも、どちらもやっているのに1つに絞れない」という迷いがよく出ます。絞るのは、トップの最初の画面と、施工事例のいちばん上に置く1件だけで構いません。ほかの仕事はページを分けて載せれば、どの人も自分の用件の入口を見つけられます。新築とリフォームの分け方は「工務店の新築とリフォーム、ホームページは分けるべきか」に書いています。

最初の画面に何を置くかは、こちらにまとめています。→ 工務店のトップページの最初の画面(デモ ひらや工房を読む)

明日できること:自社に合っていた現場を3つ選び、施主の年代と家の種類を1行ずつ書いてみてください。

決めること3|最初の相談で、どんな一歩を踏んでほしいか

机の上の住宅の模型と図面を見ながら、夫婦と設計士が打ち合わせをしている
住宅の模型を囲んだ打ち合わせ(イメージ)

3つ目は、ホームページを見た人に最初にしてほしいことです。家づくりを考え始めたばかりの人にとって、問い合わせは重い一歩だからです。

見学会に来てほしいのか、資料を請求してほしいのか、まずは電話で気軽に聞いてほしいのか。自社がいちばん得意な最初の接し方を1つ決めて、それをホームページのあちこちから押せるようにします。

「入口は多いほうがいいのでは」と考えて、問い合わせ・資料請求・見学会・電話・LINE を全部同じ大きさで並べると、見た人はかえって迷います。いちばん押してほしい1つを大きく、ほかは小さく、と重さに差をつけるのがこつです。入口の並べ方は「工務店のホームページに問い合わせが来ない共通点3つ」でも、デモサイトの画面を使って説明しています。

明日できること:ここ1年で契約につながったお客様が、最初にどう連絡してきたかを数えてみてください。いちばん多かった形が、ホームページで用意する最初の一歩です。

3つが決まると、ページの数も頼む相手も決まる

地域と、来てほしい人と、最初の一歩。この3つが決まっていれば、制作会社との打ち合わせで「どんなサイトにしますか」と聞かれても、すぐに答えられます。載せる写真も、施工事例の順番も、ページの数も、この3つから決まっていきます。

反対に、ここが決まらないまま作り始めると、あとから「やはり平屋を前に出したい」「見学会の案内を増やしたい」と直しが重なり、時間も費用も余計にかかります。

頼む相手を比べるときの1つとして、当センターの費用と頼める範囲はサービスと料金のページに載せています。

書き込んで使える1枚|打ち合わせに持っていく紙

下の表を写して、空いている欄を埋めてください。埋まった紙は、そのまま制作会社との最初の打ち合わせに持っていけます。

決めること書き込む欄
仕事を取りたい地域(市や町を5つ前後)
自社に合っていた現場3つ(施主の年代・家の種類)1.  2.  3.
来てほしいお客様の姿(1行)
トップの最初の画面に載せたい写真(どの現場の何の写真か)
ここ1年の契約で、最初の連絡がいちばん多かった形(見学会・資料請求・電話など)
ホームページでいちばん押してほしい一歩(1つだけ)

まとめ

工務店のホームページで最初に決めることは、どの地域の人から、どんな家を建てたい人から、どんな一歩で仕事を取りたいか、の3つです。どれも社長の頭の中にある答えを、紙に書き出すだけで決められます。書き出した紙は、そのまま制作会社との打ち合わせに持っていけます。

5ページに何を載せるかは、こちらにまとめています。→ 工務店のホームページのページ構成、要る5ページと載せること

すでにホームページがあるのに問い合わせが来ない場合は、こちらから読むのが近道です。→ 工務店のホームページに問い合わせが来ない共通点3つ

初めての方へ:地域と来てほしい人を先に書く1枚

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