「うちは新築もリフォームもやっている。ホームページは分けたほうがいいのか」。工務店の社長さまから、よく受けるご相談です。答えを先に言うと、サイトは1つのまま、施工事例だけを「分類」で分けるのがいちばん無理がありません。この記事では、分ける・分けないの判断のしかたと、分けるときにどこを分けるかを、当社のデモサイトの実物の画面で見ていきます。
サイトを2つに分けると、たいてい片方が育たない
新築用とリフォーム用でホームページを2つ作ると、更新する手間も2倍になります。社長さまが1人で見ている会社ほど、片方の施工事例が半年止まり、古いほうのサイトが会社の顔になってしまいます。見に来た人は「こっちは動いていない」とすぐ気づきます。
もうひとつ、住所(ドメイン)が2つになると、会社名で検索されたときにどちらが出るかが安定しません。名刺やチラシに書く住所も2つになり、お客様に説明が要ります。分けて得をするのは、新築とリフォームで会社名も窓口も別にしている会社だけです。
分けるのは「サイト」ではなく「施工事例の分類」
見に来た人が分けて見たいのは、施工事例です。リフォームを考えている人は新築の事例を見ても参考になりません。逆も同じです。だから施工事例の一覧に「新築」「リフォーム」のような分類のボタンを置き、押すとその事例だけが並ぶようにします。サイトは1つ、入口は1つ、見たいものだけ絞れる。これで足ります。
下の画面は、当社のデモサイトで、施工事例の一覧に分類のボタンを置いた例です(2026年9月に撮った画面)。一覧の上に「すべて」「リノベーション」「二階建て」「平屋」と分類のボタンが並び、それぞれの件数も出ています。押すと一覧がその分類だけに変わります。

分類の名前は、お客様が使う言葉にしてください。「新築」「リフォーム」「リノベーション」「外構」。社内の部署名や工法の名前は、見に来た人には通じません。
トップページでは、両方を1行で言う
サイトを1つにするなら、トップページの最初の1画面で「新築もリフォームも」と分かる必要があります。おすすめは、見出しの下の1行で「新築・リフォーム・外構まで、〇〇市で」のように仕事の幅を言い切ることです。片方しか書いていないと、もう片方のお客様は最初の画面で帰ります。
そのうえで、トップの施工事例の枠には、新築とリフォームを混ぜて並べてください。「どちらもやっている」ことは、言葉より並んだ写真で伝わります。
どう見えるかは、実物のデモで確かめられます
公開中のデモ30件。工務店・リフォーム・平屋・多世代など、自社に近い業種の仕上がりを見られます。
分けなくていいページ=会社案内・流れ・お問い合わせ
会社案内、ご依頼の流れ、お問い合わせは、新築とリフォームで分ける必要がありません。会社は1つ、窓口は1つです。お問い合わせフォームに「ご希望の内容」の欄を1つ置いて、「新築」「リフォーム」「まだ決めていない」から選んでもらえば、どちらの相談かは分かります。ページを分けるより、欄を1つ足すほうが、お客様にも会社にも軽い。
それでも分けたほうがいい場合
例外は2つです。ひとつは、新築とリフォームで会社名や店名が違い、お客様も別々に覚えている場合。もうひとつは、リフォームだけを別の地域で広く受けていて、地域名で検索されたいページが必要な場合。この2つに当たらないなら、サイトは1つで進めてください。
まず今日できるのは、施工事例に分類を付けること
いまのホームページの施工事例を開いて、1件ずつ「新築」「リフォーム」のどちらかを決めてください。分類が付いていれば、一覧に分類のボタンを置くのは小さな作業です。当社にご相談いただく場合も、「いま何件が新築で、何件がリフォームか」を教えていただければ、一覧の作り方をその場でお答えできます。






