「建設業のホームページ」と聞くと、住宅会社のような、明るい写真と家族の笑顔を思い浮かべる方が多いかもしれません。けれど、建築と土木の両方を手がける会社や、公共の工事を請ける会社のホームページは、工務店と同じ作りでは足りないところがあります。この記事では、建設業の会社のホームページに載せたい6つを、当社のデモサイト「泰峯建設(デモサイト)」の実物画面で見ていきます。
いちばん大きな違いは、見に来る人です。工務店のホームページに来るのは、ほとんどが家を建てたい個人の方です。建設業の会社のホームページには、それに加えて、発注を検討している会社や役所の担当者、下請けや協力会社を探している元請けの方、そして「この会社で働けるか」を見に来る人が来ます。
以下で使うデモサイトの会社名・数字・工事名は、すべて架空です。
工務店と建設業、ホームページの違い(早見表)
| 項目 | 工務店 | 建設業の会社 |
|---|---|---|
| 見に来る人 | ほとんどが、家を建てたい個人の方 | 個人の方に加えて、発注を検討している会社や役所の担当者、元請けの方、働きたい人 |
| 工事の流れ | 相談から引き渡しへの手順の説明 | 手順に加えて、品質と安全の管理を読む場所 |
| 施工実績 | 「〇〇市・平屋の新築」のように、家ごとに | 橋・道路・病院のように、工事の種類が題名だけで分かる形に |
| 同じところ | 文章より写真で見せる | |
この先は、建設業の会社のホームページに載せたい6つを、順に実物の画面で見ていきます。
1|事業の範囲=「何を、どこまで請けるか」を最初に
発注を考えている人が最初に知りたいのは、「この会社にこの工事を頼めるか」です。建築だけか、土木もやるのか。公共の工事も請けるのか。改修や耐震補強はどうか。
デモサイトでは、トップの早い位置に「建築事業」「土木事業」「公共インフラ」「リフォーム・改修」の4つを並べ、それぞれに一言の説明を付けています。詳しくは「事業内容」のページに分けています。
住宅会社向けに5ページで作る場合、どのページに何を載せるかは工務店のホームページ、5ページに何を載せるかにまとめています。

2|許可と資格=会社概要に、並べて書く
建設業の会社を比べるとき、発注する側は許可や資格を見ます。デモサイトでは、会社概要のページの表に「建設業許可」と「取得資格」の行を設けています。
文章で飾る必要はありません。表の1行で十分です。大事なのは、探さなくても見つかる場所に置くことです。

どう見えるかは、実物のデモで確かめられます
公開中のデモ30件。工務店・リフォーム・平屋・多世代など、自社に近い業種の仕上がりを見られます。
3|工事の流れ=「どの段階で、何を確かめているか」
個人の施主にとっての「ご依頼の流れ」は、相談から引き渡しまでの手順の説明です。発注する側にとっては、それに加えて品質と安全をどう管理しているかを読む場所になります。
デモサイトのトップには「ご相談から引渡しまで、隠さず全部。」という節があり、工事を「ご相談・現況調査」「設計照査・施工計画」「着工・基礎/躯体工事」「設備・仕上げ工事」「検査・引渡し・供用開始」の5つの段階に分け、段階ごとに何を確かめるかを書いています。

4|施工実績=工事の種類が分かる題名で
工務店の施工事例は「〇〇市・平屋の新築」のように、家ごとに並べるのが分かりやすい形です。建設業の会社では、橋・道路・病院・図書館・宅地造成のように、工事の種類そのものが実績の中身になります。
デモサイトの施工実績は、何の工事かが題名だけで分かる形にしています。題名の下には場所と年を一言だけ添えています。

5|採用=「どんな仕事か」を職種ごとに
建設業の会社のホームページを見に来る人のうち、仕事を探している人は少なくありません。デモサイトの「採用情報」のページでは、「施工管理(建築)」「施工管理(土木)」のように職種を分け、それぞれ何をする仕事かを1行で書いています。
「募集しています」だけでは、どんな1日を過ごすのかが伝わりません。職種の名前と、仕事の中身の1行があれば、読んだ人が自分に合うかを判断できます。

6|資料請求=電話の前の、軽い一歩
発注を検討している担当者は、いきなり電話をかける前に、社内で回せる資料を欲しがることがあります。デモサイトには「資料請求」のページがあり、資料に何が入っているか(会社概要・主な施工実績・取引と発注の流れ)を先に見せてから、フォームを置いています。
お問い合わせの入口が「電話」と「お問い合わせ」だけだと、まだ比べている段階の人は動けません。軽い入口を1つ足すだけで、比べている人にも次の一歩ができます。

まとめ|工務店と同じなのは「写真で見せる」ことだけ
- 見に来る人は、施主・発注者・元請け・働きたい人
- 事業の範囲を最初に、許可と資格は会社概要の表に
- 工事の流れは「何を確かめているか」まで
- 施工実績は工事の種類が分かる題名で
- 採用は職種ごとに仕事の中身を1行
- 資料請求で、電話の前の軽い一歩を
工務店のホームページと同じなのは、文章より写真で見せることです。そこは変わりません。
なお、作ったあとに更新が止まると何が起きるかは作りっぱなしのホームページで起きることにまとめています。
新築とリフォームでページを分けるかは、こちらにまとめています。→ 新築とリフォーム、ページを分けたほうがいいか







