「ホームページを作ってもらった会社と縁を切ったら、うちのホームページの住所も一緒に消えた」。工務店の社長さまから、ときどき聞く話です。名刺にもチラシにも看板にも刷ってある、あの「〇〇.com」や「〇〇.jp」。これがドメイン(ホームページの住所)です。ドメインは、いちど手放すと同じものを取り戻せないことがあります。この記事では、ドメインとは何か、誰の名義になっているのが普通か、制作会社に聞いておくべきことは何か、そして当社ではどう扱っているかを、当社の集客ページの実物の画面で見ていきます。
ドメインは「土地の住所」、サーバーは「建物」
ホームページは、大きく3つのものでできています。サーバー(サイトを置いておく場所)、ドメイン(そこへたどり着くための住所)、そして中身(文章・写真・ページ)です。家にたとえると、サーバーは建物、ドメインは住所、中身は家具や設備です。
建物は建て替えられます。家具は運び出せます。けれど住所が変わると、名刺・チラシ・看板・Google の地図・ほかのサイトからのリンク・お客様のブックマークが、ぜんぶ古い住所を指したままになります。だからホームページを作り直すときも、会社を変えるときも、いちばん守るべきなのはドメインです。
1|ドメインの名義は「制作会社」になっていることが多い
ドメインには、必ず「登録した人(または会社)」がいます。これが名義です。ホームページを制作会社に頼んだ場合、ドメインの取得も制作会社がまとめて行うことが多く、そのとき名義は制作会社になっているのが普通です。社長さまが自分で取ったのでなければ、まず制作会社名義だと思ってよいでしょう。
制作会社名義そのものは、悪いことではありません。更新の手続きや設定を一か所でまとめられるので、お客様が何かを忘れて止まる事故が減ります。問題になるのは、「やめるときに、こちらへ渡してもらえるかどうか」がどこにも書かれていないときです。
2|制作会社に聞いておく3つのこと
これから頼む会社にも、いま付き合っている会社にも、次の3つを聞いておくと安心です。どれも一言で答えられる質問なので、答えが濁る会社には注意してください。
- 名義は誰か。制作会社の名義なのか、お客様の名義なのか。
- やめるとき、ドメインは渡してもらえるか。渡す手続きがあるか、費用がかかるか、手続きの途中でサイトが止まらないか。
- 更新の期限は誰が見ているか。ドメインには有効期限があり、更新を忘れると失効します。誰が期限を管理し、誰が支払うのか。
とくに2つ目が肝心です。「やめるときは渡します」と口で言われても、書面やホームページのどこにも書いていなければ、担当者が変わったとたんに話が変わることがあります。
どう見えるかは、実物のデモで確かめられます
公開中のデモ30件。工務店・リフォーム・平屋・多世代など、自社に近い業種の仕上がりを見られます。
3|当社の場合=お預かりし、やめるときは「渡すか、手放すか」を伺う
当社では、ドメインを当社の名義でお預かりしています。理由は上に書いたとおり、サーバー・ドメイン・更新期限をひとつの窓口でまとめて見るためです。社長さまが期限の通知メールを見落として、ある朝ホームページが消えている、という事故を起こさないための形です。
そして、やめるときのことは、集客ページの「よくある質問」に最初から書いてあります。おうかがいするのは「お客様へお引き渡しするか、手放すか」の1つだけ。お引き渡しの場合は移し替えの手続きをご案内し、手続きが済むまで当社はサーバーもドメインも止めません。

「手放す」を選ぶこともできますが、その場合は期限で使えなくなり、あとから同じ住所には戻せないことがあります。名刺やチラシに刷った住所を残したいなら、お引き渡しをおすすめします。
4|いまホームページがある会社は、住所を変えずに作り直せる
「もうホームページはあるけれど古い」という会社さまの場合、いまのドメインをそのまま引き継いで作り直せます。名刺やチラシに書いてあるURLは変わりません。いまのサイトの文章や写真も、そのまま活かせます。
このとき大事になるのが、やはり「いまのドメインの名義は誰か」です。前の制作会社の名義であれば、その会社に引き渡しをお願いすることになります。作り直しの相談をいただいたら、当社はまずここを一緒に確かめます。

5|サーバーとドメインは、別々に考える
混ざりやすいのですが、サーバーとドメインは別の契約です。サーバーを引っ越しても、ドメインはそのまま使えます。逆に、ドメインだけ他社に預けて、サーバーは別の会社、という形もあります。
だから制作会社を変えるときに確かめるのも、「サーバーはどうなるか」と「ドメインはどうなるか」の2つです。当社の場合、いまお使いのサーバーをそのまま使う形でもお受けしていますが、その場合はサーバー代・ドメイン代をお客様が各社へ直接お支払いになる形になります。どちらの形でも、ドメインをどう扱うかは先に決めておきます。
まず今日できるのは、自社のドメインの名義を確かめること
ホームページの作り直しを考えている方も、いまは何も困っていない方も、今日できることは1つです。自社のドメインの名義が誰になっているかを確かめてください。制作会社に「うちのドメインの名義と更新期限を教えてください」と一言メールを送るだけで分かります。
答えが「うちの名義です。やめるときはお渡しします」であれば、それを返信のまま残しておいてください。答えが濁ったり、返事が来なかったりしたら、それ自体が確かめておいてよかったことです。当社に作り直しをご相談いただく場合も、この1通の返事があると話が早く進みます。
頼む前に確かめておきたいことは、ドメインのほかにもあります。→ 工務店のホームページ制作、費用を払う前に確かめたい3つのこと
住所欄の鍵マークが無いと何が起きるかは、こちらにまとめています。→ ホームページの「鍵マーク(SSL)」が無いと何が起きるか







