施工事例のページは、工務店のホームページでいちばん読まれる場所です。ただ、写真を「撮った順」「もらった順」に並べただけのページが多く、それだと見る人は途中で離れます。この記事は、施工事例の写真をどの順で並べると「この会社に頼むと、こういう家になる」が伝わるかを、当社のデモサイトの画面で見ていきます。
見る人は「外観 → 暮らす場所 → 細部」の順で知りたい
施工事例を開いた人が最初に知りたいのは「どんな家か」です。次に「その中で、どう暮らすか」。最後に「どこにこだわったか」。この順は、実際に見学会で家を見るときの順と同じです。外から家を眺め、玄関を入り、居間に立ち、それから窓の納まりや手すりの細工に目が行きます。写真の並びも、この順に沿わせます。
1枚目|外観を1枚。家の全体が分かる引きの写真
ページの一番上には、家の全体が入った外観を1枚だけ置きます。屋根の形、外壁の色、庭との関係が一目で分かる引きの写真です。玄関ドアのアップや、外壁の素材の寄りは、ここには置きません。全体を見せる前に部分を見せると、見る人は「何の家か」を頭の中で組み立てられません。

2〜4枚目|居間・台所・食卓。人が一番長くいる場所
外観の次は、家の中でいちばん長く過ごす場所です。居間、台所、食卓のまわり。ここは「暮らしの絵」が浮かぶように、少し引いて、窓からの光が入っている時間に撮った写真を選びます。同じ居間を角度を変えて3枚並べるより、居間・台所・食卓の3か所を1枚ずつのほうが、家の広がりが伝わります。

どう見えるかは、実物のデモで確かめられます
公開中のデモ30件。工務店・リフォーム・平屋・多世代など、自社に近い業種の仕上がりを見られます。
5〜6枚目|細部は最後に、こだわりの理由を一言添えて
階段の手すり、造作の棚、窓の納まり。細部の写真は最後に置きます。ここまで読み進めた人は、家の全体をもう知っているので、細部を見ると「なるほど、ここにこだわったのか」と受け取れます。1枚ごとに「なぜそうしたか」を一言添えます。「施主さまの身長に合わせて、台所の高さを85cmにしました」のように、理由が書いてあると、見る人は自分の家に置き換えて考え始めます。
一覧のページは「1枚+題名+3語」で揃える
施工事例の一覧では、1件につき写真1枚(外観か、居間)と題名、それに「平屋・28坪・薪ストーブ」のような3語だけを並べます。写真の縦横の比率を全部揃えると、一覧が落ち着いて見え、件数が多く見えます。比率がばらばらだと、件数が同じでも雑然として、少なく見えます。

写真が足りないときの並べ方
引き渡しのときに撮った写真が3枚しか無い、という事例もあります。そのときは、無理に6枚にせず、外観1枚・居間1枚・細部1枚の3枚で1本にします。同じ写真を切り抜いて枚数を増やすと、見る人には分かります。次の事例から「外観・居間・台所・食卓・細部2つ」の6枚を、引き渡しの日に撮る決まりにしておくと、ページの並びが揃っていきます。
まとめ
施工事例の写真は「外観1枚 → 暮らす場所3枚 → 細部2枚」の順に並べると、見学会で家を見る順と同じになり、読む人の頭の中に家が組み上がります。一覧は「写真1枚+題名+3語」で比率を揃える。写真が足りないときは3枚で1本にして、次から6枚を撮る決まりを作る。並びを決めるだけで、同じ写真でも伝わり方が変わります。
新築とリフォームでページを分けるかは、こちらにまとめています。→ 新築とリフォーム、ページを分けたほうがいいか
この記事に出てくる会社名・人物・数字は、当社が制作したデモサイトのもので、実在の会社・人物ではありません。ページの作りを見ていただくための見本です。






