職人が採れない、という声を工務店の社長さまからよく伺います。求人サイトに出しても応募が来ない。来ても続かない。そういうとき、求人サイトの原稿より先に見直したいのが、自社のホームページの求人ページです。応募を考えた人は、ほぼ必ず会社名で検索して、そのページを見にきます。この記事では、職人を募集する求人ページに書いておきたい5つのことを、当社のデモサイトの画面で見ていきます。
応募する人は「求人サイト → 会社名で検索」の順で見ている
求人サイトの掲載欄は、どの会社もだいたい同じ書式です。給与、勤務時間、休日。そこだけを見て応募を決める人は多くありません。気になった人は必ず会社名で検索し、ホームページを開きます。そこで「どんな人が働いていて、どんな仕事をしているのか」が分からないと、応募する手前で止まります。求人サイトは入口で、決め手になるのは自社のページです。

1つめ|どんな人と働くのか(顔と、仕事ぶり)
職人の仕事は、誰と組むかで毎日が変わります。応募を考えている人がいちばん知りたいのも、そこです。ところが求人ページの多くは、会社の沿革と募集要項だけで終わっています。先輩の写真を1枚でも載せて、何年目で、どんな仕事を任されているかを短く添えるだけで、伝わり方が変わります。
顔を出すのが難しい場合でも、手元の写真や、現場で作業している後ろ姿なら載せられます。「人がいない会社」に見えないことが大事です。
2つめ|どんな人に来てほしいか(3つに絞って書く)
「やる気のある方」「明るい方」では、読んだ人は自分のことだと思えません。自社の仕事の中身に沿って、3つくらいに絞ると急に具体的になります。下の画面は、平屋専門で自社大工を抱えるデモサイトの例です。「手仕事に誇りを持てる方」「木の骨組みと向き合える方」「長く見守っていける方」の3つで、この会社が何を大事にしているかが同時に伝わります。

絞ると応募が減るのでは、と心配になるかもしれません。実際には逆で、はっきり書いてあるほうが「自分のことだ」と感じた人が応募してきます。誰でもいいように書くと、誰も自分のことだと思いません。
どう見えるかは、実物のデモで確かめられます
公開中のデモ30件。工務店・リフォーム・平屋・多世代など、自社に近い業種の仕上がりを見られます。
3つめ|何の仕事を、どこまで任されるのか
「大工」「現場スタッフ」だけでは、日々の仕事が想像できません。募集する仕事を分けて、それぞれ一行で中身を書きます。表にすると読みやすく、あとで増やすのも簡単です。

あわせて「入って半年でここまで、3年でここまで」という道すじが書いてあると、若い人が長く働く姿を思い描けます。未経験可と書くなら、未経験の人が最初に何をするのかまで書きます。
4つめ|待遇は、ぼかさず数字で
給与、勤務時間、休日、社会保険。ここをぼかすと、それだけで候補から外れます。「経験による」としか書けない場合でも、幅で示すか、モデルの例を1つ載せます。数字が1つも無いページは、読んだ人に「聞かないと分からない会社」という印象を残します。
建設業では、週休の取り方や現場までの移動の扱いが会社ごとに違います。ここを正直に書いてある会社は、それだけで信用されます。良く見せるより、入ってから食い違わないことのほうが、結局は採用の近道です。
5つめ|応募の前に、見学だけできる道を用意する
職人の仕事は、現場を見ないと分かりません。いきなり履歴書を送るのは、応募する側にとってかなり重い一歩です。「まず現場を見に来ませんか」「話を聞くだけでも構いません」という入口を1つ置くと、応募の手前で止まっていた人が動きます。
連絡の手段も1つに絞らないほうが届きます。電話、フォーム、それに携帯電話からそのまま送れるようにしておく。スマートフォンで見ている人がほとんどなので、電話番号は必ず押せる形(タップで発信)にしておきます。
求人サイトに出す前に、自社のページを整える
求人サイトは掲載のたびに費用がかかります。自社のページは一度整えれば、その後ずっと同じ仕事をしてくれます。しかも施工事例や会社の考え方のページと並んでいるので、応募を考えている人は仕事の中身まで一緒に見ていきます。求人サイトに出すのは、この土台ができてからのほうが効きます。
この記事で見ていただいた画面は、すべて当社が制作したデモサイトの実物です。同じ形の求人ページを、御社のホームページにも用意できます。






